主に鉄部(トタン・屋根・鉄階段)などの汚れや塗装をする前に錆びを落したり、錆びていなくても塗料の密着を良くするため傷をつけることを言います。
専用のケレン用具(マジックロンやヤスリなど)や電動工具を使い錆を落とします。
特に鉄部を塗装する場合は、ケレン作業はとても重要となります。
ケレンを充分にせずに錆び止め塗料や鉄部用塗料を塗布しても耐久性はあまり期待できません。それどころか、ケレン作業が不十分だとキレイに仕上らないだけでなく、塗装して数ヶ月もたたないうちに錆びが発生したり、 塗料が剥げてきたりしてしまいます。
MK塗装工房では、高圧洗浄やケレンを含めた下地作業をしっかり行ないます。
ケレンも落とし具合によって名称が変わります。1種ケレンから4種ケレンまであります。
1種ケレンは、最も大変ですがピカピカになります。しかし作業費用を多く掛けて1種ケレンをすることは現在の建築工事ではほとんどないと思います。(※酸洗浄などで外では危ないです。)
通常は、4種ケレンもしくは3種ケレンまでが現実的なレベル(作業)だと思います。
腐食が非常に激しい場合に用いられますが建築現場ではほぼほこなわれません。もちろんケレンをするより交換をした方が費用が安いです。
除去の方法ブラスト法または酸洗浄により、さびや異物等を除去します。
塗膜が劣化し、全体的に腐食が進んだ錆を落とす。
ここまでくると費用(手間)が多くかかるので住宅の塗装ではあまり行いません。
全体的に錆がまわっている場合(進行している場合)は、板金屋などによる交換のほうが費用が安くすむ場合が多いです。
除去の方法ディスクサンダーや電動ブラシを使って錆を除去します。
部分的にさびが見られる錆を落とす。
除去の方法スクレパー、やすり等の手工具を使い浮いたさびなどを除去、劣化していない塗膜は残します。
あまりさびがなく、表面を洗浄するレベル。
除去の方法は、ほうきや雑巾などで洗浄清掃する。
まだ工業向けのレベルだがレーザーによって錆を効果的におとす機械があるようです。聞いた話によるとお値段約500万!
いつか町の塗装屋さんでも一般的に使う日がくるのか楽しみです。